ずぅ〜と前から(忘れるくらい前から)オーロラを肉眼で見たかった。
 1999年9月18〜25日まで、オーロラを見に行ってきました。
 そのオーロラの
発生についてはまだ謎の部分が多いので神秘的だ。
 地球の磁極から数千キロ離れて円を描いた地域「オーロラ・ベルト」の真下にあたる場所、
北緯60〜70度周辺がその観測に適していると言われ、ノースウェスト準州のイエローナイフが北緯62度と
もっともふさわしい位置にある。
 イメージ的にはオーロラといえば、アラスカやフィンランドと思う人が多いが、晴天率はこのイエローナイフ
が最も高いらしい。
 一般的にシーズンは12月から4月で、現地ツアー会社の話ではこの時期3日滞在すれば98%の確立で
オーロラに出会えるということである。
 また、冬に限らず雲や霧の発生しにくい8月、9月も観測可能という。
 私達が行ったのは9月の中旬〜下旬で夏の終わりである。
オーロラは寒くないと見れないという先入観があるが、実は気温など関係ないらしい。
ほとんど年中出ているらしく、晴天(雲や霧がない)であれば、かなりの確立で見れるのだ。
 オーロラベルトは北半球だけでなく、南半球にもあるらしいが南半球にはオーロラベルト内に大陸が無い
為あまり観測されることも、鑑賞することもないらしい。
 真冬は-40℃以上(平均ー30℃)になるらしいが私達が行った時期は日中は15℃くらいで長袖一枚で過ごし
易かった。
 しかし、オーロラ観測時は5℃くらいになるので、防寒着は必要で大阪の冬くらの準備はいる。


 オーロラは自然現象である。だから行ったとしても見れるとは限らないのである。
そう思いながらツアーを探していたら、"オーロラを見れなかったら5万円返却"という文句が目に止まった。
"よし、このツアーやこれで行こう"と即決で決まった。
 でも、よく考えたら「見えた見えないの基準は誰が決めて判断するねん?」とも悩むが、まあえぇ。
「そいつに見えんかったら見えんと言い張ろう」という訳の分からん納得で参加した。
飛行機は関空からエアーカナダで出発した。

 

@ 関空(17:15)
     →バンクーバー(10:30)

 
A バンクーバー(17:15)
     →エドモントン(19:50)


B エドモントン(21:00)
     →イエローナイフ(22:39)

というスケジュールで、イエローナイフまで2回乗り継ぎ、飛行機は3種類乗ることになる。当然段々小さくなる。
 さすがにこの時期、エドモントンからイエローナイフに行く日本人は私達以外にいなかった。
日本人はイエローナイフに行くのは100%、オーロラ鑑賞だ。だから外国人が日本人を見かけたらそう思うらしい。
 それとおもしろいことにオーロラを見て感動するのは日本人だけらしい。
カナダ人やその他外国人は、あえてオーロラを見にいくことはないとのこと。
 この時唯一の日本人だったら私達がエドモントンから飛行機に乗っていたら、途中でスチュワーデスが話しかけ
てきた。当然、何を言ってるか分からんかったが、とにかく"こっちに来い"といのがわかった。
何処へ連れて行かれるのかと思いきや、前へ歩いていくと、そこは操縦室だった。
操縦士は二人いて、どちらも外国人である。
 その一人が指を指す。
オーロラだ!
そう。日本人だからオーロラなのだ。15分くらいおったかな。
「飛行機からオーロラが見れるて、しょっぱなからついてるなぁ」と感動していたのであった!

出発〜イエローナイフ市内編

関空から出発する、エア・カナダ890便
最後の乗り継ぎになるとさすがに小さくなって

来た。エドモントン空港。

移動も滑走路(!?)を歩いく。

この操縦席から人生初のオーロラを見た!

イエローナイフ唯一のホテルである

エクスプローラーホテル。

日本人の従業員がいて助かる。

レイバン・ツアーもこの中にある。

ホテルの玄関にある。

先住民のイヌイットが道しるべとしていた

という説が有力。

イエローナイフの町並み

2時間もあれば1周できてしまう広さ。

でも一通りのものは揃う。

生活するには問題ない。

 

アメリカ大陸最北端のケンタッキー。

味はやはり大味。日本のほうが美味しい。

日本には無い、酢 をつけて食べる。

イエローナイフで一番古いカフェ。

その名も"ワイルドキャットカフェ"

残念ながら夏しか営業していない。

町の展望台からの眺め。

天気が良すぎてグレートスレイブ湖が眩しい

くらい。

魚のフライが最高の店。

名前は忘れたけど町の人に聞けば

分かると思う。人気のお店なので早めに

行くことをおすすめします。

ナイトフィッシュがおいしかった!

犬ぞり用のハスキー犬。

さすがに足が長い。

日本人の女性が働いていた。新潟出身。

犬ぞりに魅せられたらしい。

子犬たち。かなり臭い。

ここの厩舎(!?)は結構有名で何度も優勝

しているらしい。

オーロラは夜に鑑賞するので、昼は自ら行動しないとすることがない。
しかし、きちんとオプションが用意されている。
市内観光はもちろん、ハイキングなんかも。
市内観光は、犬ぞり(上の写真)用犬(!?)の飼育、鉱山跡の見物、博物館など。
冬やったら、犬ぞりも体験できるらしいけど夏なんで見るだけ。

オーロラ鑑賞編

レイバン・ツアーのバン。

オーロラは夕食後夜9時頃から12時頃まで。

街の明かりを避けて車で30分程の湖のほと

りにあるオーロラ観察用のキャビンへ行く。


レイバン・ツアー 
Raven Tours Ltd. Tel.(867)873-4856

最終日に撮った展望台。

鑑賞はいつも夜中なので、この時までこういう

ところだとはわからなかった。

 

展望台。

ここで常に夜空を見上げることになる。

プレリュード湖のほとりにある。

一応ベンチや椅子もあるが、中には寝て見る

人もいた。

昼はこれでも寒くないが、鑑賞時は勿論寒い

念のため使い捨てカイロを持っていったが、

お世話になった。

夏でこれやから冬は想像を絶するなぁ。

キャビンである。

周りに数棟建っている。

毎晩同じキャビンとは限らない。

夏とはいえ、防寒着を着ていても、ずっと

展望台で待つには寒すぎる。

この中で暖をとることができる。

毎回、夜食が出る。

コーヒー、シチュー、パン。

エクスプローラーホテルから持ってくる。

シチューは毎日具が違う。おいしい。

パンもおいしい。寒空にはぬくいもんがえぇ。

とにかく私達はついていた。移動中の飛行機からだがツアー中は常に見ることができた!
はじめは見れんかったら、何しにここまで来たんや、とか考えてたけど・・・。
カメラ、デジカメは持っていったが、なにせ写真の素人で知識もなんも無いので、うまく撮れんかった!
目には焼き付けてきたけど、みんな(誰にや!?)に伝えられん!少しでも雰囲気を伝えたい!
ということで、裏技を使わせて頂きました!

初日の鑑賞ではなかなか出なかった。
23時をまわってから、遠くでそれらしきものが見え始めた。
霧か?雲か?と思っていたら、みるみる出てきた。
更に、動きだした。
オーロラって動きがあること知ってた?
オーロラの鑑賞度(!?)、つまりどれだけすばらしいオーロラを見れたか、というランクがある。
毎日、5段階中の4だったという。(最終日は限りなく5に近かった)
4とは、複数の色がみれて動きがあることを言うらしい。
5の場合、赤色も見れるらしい。
ここ1〜2年はオーロラの当たり年らしいので、行くなら今がCHANCE!

 

 

 

 

 

感想

結局毎日オーロラは見えたので、"5万円返却"は必要なく、とっくに忘れてた。
この時期はほとんど観光客も居なくて、特に日本人も居なかったので良かった。
夜中にオーロラ見て、昼はオプションで、というスケジュールなんでちょっとでも
気を抜けば寝てしまう様な感じやった。
時差呆けをはじめて体験した旅行でしたな。

オーロラは、生涯のうちに一度は見ておくべきだと思います!
ひょっとしたら人生観も変わるかもしれませんよ!
もし、オーロラを見たい!と考えてるあなた!
この時期、この場所がおすすめです!